つちをたがやすかぜのひと。かぜをうみだすつちのひと。

気づいたコトや考えゴトを置いて〼。

Spinning #6

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旅をしていると、何かを考えたくなる。

いや、何かを考えたいから、旅に出るのかもしれない。

 

それは、どこかへ向かう列車の中で。

あるいは、どこかの街を歩いているときに。

 

なにか新しいものを感じながら。

なにか懐かしいものを感じながら。

 

そうやって旅をして、いよいよ家に帰りはじめるとき。

それが1番好きな瞬間かもしれない。

家路も旅路。

そこまでの旅をふりかえって、

いろいろな感情をかかえながら

暖かい場所へと帰っていく。

 

たった少しのこのひとときを、

深く感じるためだけに、旅に出るのかもしれない。

 

はっきりと区別はできないけど

どこかまでは、行く旅で、

どこかからは、帰る旅で。

 

おかえりの待つ家へ、

ただいま と あたらしいお話を届けに。