一人称の話。
何かを書くとき、
一人称は、たいてい『自分』だ。
たまに、『僕』とか『オレ』
日常会話では、ほとんど『オレ』
『自分』という言葉には、何か余計な先入観やそんな感じのものが入ってない気がして、気に入って使っている。
『オレ』と言われれば、若い人とか学生とかを想像するだろうし
『僕』と言われれば、なんだか穏やかで礼儀正しそう。
『私』と言われれば、かしこまってるような。
英語って “ I ” だよね。
それは、『オレ』でもあり、『僕』でもあり、『自分』でもある。
もしかしたら『あたし』かも知れないし、『わし』かもしれない。
『女の子』かもしれないし、『ゲイ』かもしれない。
そんな想像力を掻き立てるような一人称っていいな。
どちらにもとれるように書いておけば、
読み手によって、男だったり女だったり。
そういうののとりかたで、その人ってものが見えてきたりもするだろうし、
話してて、男でしょ?女でしょ?って議論するのもオモシロイ。
そんな感じの、その言語独特の表現方法と
多言語への、その訳し方ってとっても面白そう。
表現のギャップとでも言うのかな。
そこにかならず文化があるよね。