つちをたがやすかぜのひと。かぜをうみだすつちのひと。

気づいたコトや考えゴトを置いて〼。

Survivor's Guilt の話。

なにかを直接的に経験した人にしかわからないように、

なにかを間接的に経験した人にしかわからないこともある。

 

自分は、とてもつらい経験をした。

家族のせいで、友達のせいで、環境のせいで、etc

それは大変なことだと思う。

経験してないひとにはわからない

想像を超えるほどの大変さとしんどさと

そしてそれを克服しなければいけない勇気と。

 

でも、じゃあ

そういう人たちは、

なにも経験してないひとの苦しみや辛さがわかるだろうか。

 

わからないから、なにもしてあげられない。

話を聴いてあげたところで、何にもできないし、もしかしたらわかってあげることすらできないし。

そういう葛藤を抱える辛さもあるということ。

 

幸せであることに恐怖を覚えることもあるということ。

つらい経験をしていないことがつらいということもあること。

この世には、そんな風にいろんなコンプレックスもあるということ。

 

結局はみんな何かを抱えているということ。

それは経験したからということではないということ。

お互いに尊重しあうことが大事だということ。

みんな同じように違うものを抱えているということ。

 

 

 

・Survivor's Guilt - サバイバーズ・ギルト

自分だけが助かってしまったことによる、助からなかったひとへの罪悪感。

同じ状況で、助からなかった人もいたのに、

自分がもっとなにか出来たのではないか、どうして自分だったんだろうか、変わってあげるべきだった、見殺しにした、と自分を責めること。

それによる精神的なしんどさ。

 

人間はなんてやさしくできてるんだろう。

つらさだけじゃなくて、やさしさも心を重くしてしまうなんて。