リクルートという幻想
意外と、批判本ではなかった。
リクルートへの思い入れからくる落胆と現状誤認の訂正みたいな感じ。
新規事業いっぱいやってるけど、よく見るとシステムは同じだから事業を生み出してると言えるのか?みたいな。
江副モデルって書いてたけど、リボンモデルのことかな?
現在の就活を創りだしたのは、リクルートに責任があるみたい。
リクナビの主流化で、大量に学生が応募するようになったし、企業もより絞り込まないといけなくなった。
簡単に情報が手に入る
⇒ 学生が応募しやすくなった。志望度の低いとこでも簡単にエントリーできる。
⇒ 企業にしてみれば、従来よりも多くの学生をふるいにかけて見極めなければいけなくなった。
⇒ 課題を難しくするとかして、より選考の負担を減らしている。
⇒ 学生からしてみれば、大変になる一方。
こんな感じとはなぁ。
より多くの情報の整理と提供が、選択肢を増やしてかつ混乱も招いているとは。
ちなみに、リボンモデルは、ネット世代に生まれた人にとっては、至極あたりまえで理解しやすいモデルだと思う。それは、デジタルネイティブで、物心ついた頃にはインターネットがあり、情報の値段は無料に近く、フリーミアム時代を生きてきたから。
きっと最近の人には、広告収益モデルってのは、理解やイメージがしやすいものなんだろうと思う。
その最たるものが、リクルートであり、その事業なのかもしれない。
フリーペーパー時代の電子版かな。