つちをたがやすかぜのひと。かぜをうみだすつちのひと。

気づいたコトや考えゴトを置いて〼。

夜を走り抜ける。

これほどまでに眠れない夜は久しぶりで、

そんな日にしか考えられないようなこともあるだろう。

哲学とか考えゴトとか、夜に湧いて出てくるものだし

だから反対に眠れないのかもしれないけれども。

 

みんなきっといろんなことを考えてしまう。

 

 

生きること。助けること。関わること。楽しむこと。悲しませること。

 

自分のことを何度となく後悔し

自分のことを何度となく責めるだろう。

 

自分を許すのは、他人かもしれないし

もちろん自分かもしれない。

家族かもしれないし、恋人かもしれない。

今日街で初めて話すような知らない人かもしれない。

 

この間の言葉が刺さったまま、取れてくれない。

 

大人になって

仕事をして、生活をして

今を生きることを意識するほど

学生時代や昔のことを

どんどん美化していってしまうと。

 

記憶は塗り替えられるものだから、

自分の悪い部分はなにか理由をつけて

自分の良い部分はより使命感があったように。

 

所詮自分のために生きていたのに

人のために生きていたみたいに。

 

所詮助けられなかったのに

全力で助けようとしたみたいに。

 

ツライことは人のせいにして

良い結果は自分のおかげ。

 

 

あひるの空の40巻が突き刺さった。

自分が普通であることを認めたら、押しつぶされそうになる。

なにか言い訳や理由みたいなものが欲しかった。

それなら仕方ないと安心したかった。

 

そんな気持ちがよくわかる気がして。

 

何度でも言うけど、

その人の辛さなんてその人にしかわからない。

ころんだ人と

ころんだ人を助けようとした人

それぞれが抱えた辛さは、それぞれにしかわからない。

 

ころんでも怪我をしなかった人と

ころんで大怪我をした人と

外から見たら大きな違いでも

本人たちにとっては同じように辛いのかもしれない。

 

そのくらいのこと!と誰が言える?

大したことない!と誰が言える?

 

それを分かってて

いや、分かったつもりでいる自分。

そいつが抱える罪悪感が

消えてくれる日はいつになったら来るんだろうか。