大学教育の弊害と新入社員の日報。
社会人になって、そろそろ2ヶ月が経ちます。
まだまだ慣れないことも多いですが、大変ながらも少しずつ成長してきているような気もします。
ところで、新社会人が行う基本として、日報という文化があります。
みなさんも書いたことがあるんじゃないでしょうか。
そんな日報について、少し思う所を書いてみようかと。。
日報は、報告かコンテンツか。
日報は報告がメインです。何を行い、何を学んだのか。どんな問題が発生し、どのように対処したのかを伝えることが大切です。
しかし読むための工夫は必ず必要です。読み手のためになる情報や、読み進めやすくなるための構成を意識すれば、とてもわかりやすくなります。
何を学んだのかを表現するという意味ではコンテンツとも言えますが、伝わらなければ意味がありません。
奇抜なことをして目を引いているだけでは、それは報告にはならないのです。
誰に何を伝えるのかを意識して記述し、慣れてくればそれをどう表現するかという段階に来るわけです。
日報は簡潔に。
日報は簡潔に、第3者が見ても分かるように、時間をそれほどかけずに、などなど、
日報を書く上で必要なことはいくつかあります。
フォーマットを意識して、そこに1日で行ったことを書き込んでいきます。
口語調で書くのではなく、文語調や体言止めを意識することで書く時間を調整しますが、なかなか学ぶことも多く分量も多くなってしまうことも。。
最初のうちは1時間以上もかけてしまいせんか。
短すぎても上司にもっと細かく書けと言われるし、長すぎても時間かけすぎと言われるし。
しかし本当は、大切なことだけを簡潔に書くことが1番重要だと思います。
では、新入社員はなぜそれが出来ないのでしょうか。
大学生が身に付けるのは、文章量の増やし方。
大学生が文章を書く機会で最も多いのは、レポートです。
レポートを作成するとき、そんなにたくさんの文字数を書けるわけない!と思ったことはないですか。
例えばA4で3枚と言われた場合、その枚数に抑えなければいけないという考え方の人はほぼいないんじゃないでしょうか。
つまり、多くの場合、どうやって3枚まで文章量を増やすかを考えてしまうのです。
従って、大学生が身に付けるのは、1行で伝えられることを3〜4行にしてしまう力なのです。その分時間もかかります。
これが日報を簡潔に書けなくなる理由なのです。
とにかく文章のボリュームを意識するあまり、必要な言葉や繰り返しを多用して、「ん?結局何が言いたいの?」という文章を創りだしてしまうのです。
短い文章を書くために。
短い文章といえばTwitterですよね。
6年ほど前、日記もブログも続けられなかった自分でも、唯一続けられたのがTwitterでした。
あらかじめ文字数の決まった中で文章を書くことが非常に楽しかったのです。
そして、この文字制限は使えます。
まずは、その日1日で起きたことや感じたことをTwitterに書いてみてはどうですか?
そうすることで文字数を抑えるための工夫や伝わるための端折り方が身についてくるはずです。
文章を長くすることは意外と誰でも出来ますが、文章を短くすることは訓練が必要です。
少しずつ改善していきましょう。
僕もですが。。。