つちをたがやすかぜのひと。かぜをうみだすつちのひと。

気づいたコトや考えゴトを置いて〼。

蹴りたい背中

蹴りたい背中を読んだ。

 

 

表現が所々刺さって くる感じで、とても良かった。

っていうこのスタンス?笑
 
主人公の気持ちは分かる気がした。
安心と不安と苛立ち。
 
クラスに取り残されても、
私のレベルに合う奴がいない
っていう言い訳。
もっと下がいる。本当に独りのヤツ(にな川)がいる。
っていう安心。
私には、友達(絹代がいる。
っていう安心。
 
でも、
アイツ(にな川)ほど、突き抜けて独りになれていない。
っていう不安。
輪の中にいる友達には、1人を選んでいると言い、
本当に独りのアイツには、私は友達がいると見下す。
っていう矛盾。
どちら側にも突き抜けられていない。
っていう不安。
そして、苛立ち。
 
 
独りは嫌だけど、1人がいい。
そんな女の子の話かな。
 
面白かったです。
 

 

 

 

蹴りたい背中 (河出文庫)

蹴りたい背中 (河出文庫)