いい質問の話
いい質問とは、なんなんだろう。
「いい質問だね」という言葉は、どういう意味だろう?
わからないことを聴くというのが、いい質問だと思う。
けど、相手はそれまでも説明してくれているんだから、話聴いてたよ!ってことは伝えた方が真摯かもしれない。
それは、直接的じゃなく、間接的に伝わるものであってもいいし、そのほうがいい場合もあるかもしれない。
相手の話している方向性を読み取って、その方向性に沿った質問というのが喜ばれるかもしれない。
たとえば、
「ボサノヴァが好きなんだよね!」って言った人対して
ボサノヴァって何ですか?
これが1番ベーシックな質問。
音楽好きなんですか?
これは良くなさそう。きっとそうに決まってるし、質問というよりは確認に近い。同じことなら、確認を含めた質問にした方がいいだろうし、
じゃあテクノとかは好きなんですか?
とか
演奏したりもするんですか?
がベターかも。
テクノや楽器という新しい情報が入っているから。
ジャズも好きですか?
これは試す価値のあるレベルの高い質問と思う。
ジャズとボサノヴァって関係しているし、
その背景を理解した質問だと推測できるから。
つまり、質問とは
ボサノヴァが好きなんだよね!
という文章からどれだけの情報を読み取れるかってことなんだと思う。
なるほど、ならこうかもしれないと仮説を立てて確認する、のが質問。
いい質問は、仮説の見える質問なのかも。
相手に喜ばれる質問との違いもあるだろうから、それはまた今度。